診断・治療「ガイドライン」を作っている人
大事なことを書き忘れていました。
「ガイドライン」は、誰が作っているのでしょうか?
作った人に信頼をおけなければ、読む気も失せてしまいますね。
こちらの記事でも記載した通り、ガイドラインは大事なものです。
ガイドラインという名前の通り、診療や治療の「指針」を示しています。
これを作れるのは、その道のプロしかありえません。
「医者」「医療従事者(看護師・理学療法士など)」「研究者」が、チームを作り、最先端の知識を集め、数年に1回の頻度で改定していきます。
そのプロが集まる場所が、「学会」というものです。
医学界には、「◯◯学会」というものがあります。
学会といっても、某宗教ではございません。
◯◯には、例えば「アレルギー」とか「心臓病」とか、様々なものが入ります。
昨今、多くの有名人を死に至らしめている病気
「乳癌」
についても、「日本乳癌学会」があります。
学会は、プロフェッショナル達の勉強会などが発展し、社団法人化されたものです。
実は、国も認めている公式な機関です。
したがって、「◯◯学会」からだされている「ガイドライン」は、科学的根拠に基づいた最先端の病気に対する情報が載っているのです。
一方で、プロが作っているが故に「ガイドライン」には、問題があります。
それは、言葉・用語が難しいことです。
こればかりは、どうしようもない部分があります。
(医療従事者の多くが、勉強と国家資格が必要な裏付けでもありますね。)
とはいえ、自分自身や身近な方が患者になったら、自分でしっかり知りたいという気持ちもわかります。
であれば、ガイドラインの読み方のポイントを知れば、少しは役に立つのではないでしょうか。