診断・治療「ガイドライン」の存在
「巨人の肩の上にのる矮人」という言葉があります。
先人の積み重ねをもとにして、今日の私たちの発見がある、という意味ですね。
googleには科学文献を検索するためのgoogle scholarというサービスがあります。
そのトップ画面にも同じ文言が書かれています。
医学は、まさに「巨人の肩の上に〜」です。
先人の知識・智恵がなければ、決して今日の医学はありません。
それを実際の実用書としてまとめているものが医学界にはあります。
それが「ガイドライン」です。
ガイドラインは、病気の種類ごと、そのときの最新の情報がまとめられます。
具体的には、病気の症状・診断方法・治療方法などが書かれています。
よく知られている病気で、治療が確立されているものほど、情報が充実しています。
少しやっかいな病気になったら、ガイドラインを使わない手はありません。
ガイドラインは、お医者さんにとっても診断や治療の大きな指針です。
ガイドラインが新しく作成されたり、更新されると、その疾患を専門としている先生にとっては、大きなイベントになります。
ガイドラインは、それくらい大事なものです。
ガイドラインを読むと、お医者さんの話がより分かるようになると思います。