第1類医薬品について - 一般用医薬品 -
一般用医薬品は4つのカテゴリーに分けられます。
その中の「第1類医薬品」についてです。
消費者の目線で…
まずは消費者目線で「第1類医薬品」を考えます。
「第1類医薬品」は、薬剤師が説明し、販売する必要ある医薬品です。
「要指導医薬品」と違いは、必ずしも対面でなくてもよいところです。
したがって、インターネットでも購入ができます。
逆に、ドラッグストアの場合、薬剤師が不在の時間は購入できません。
規制側の目線で…
第1類医薬品とは何なのか…
実質的に、「第1類医薬品」はもともと要指導医薬品が多いです(= スイッチOTC)。
言葉の定義としては、2項目あるのですが、少し曖昧です。
- 一般用医薬品としての安全性評価が確立しておらずリスクが不明なもの
- 日常に支障を来す副作用の恐れがあり、特に注意が必要なもの
つまり、それぞれが何を言いたいかというと、
- 1. の場合は、要指導医薬品から第一類医薬品になって1年以内
- 2. の場合は、要指導医薬品から第一類医薬品になって1年以上
ということです。
(少し古いですが、詳細はこちら )
何のために作られた制度なのか…
背景は、「要指導医薬品」と同じで医療費増大を抑制するためです。
つまり、
「少しの体調不良なら病院に行かず、ドラッグストアで薬を買って治してね」
ということです。
第一類医薬品は、要指導医薬品の調査期間(3年)が終了した後の受け皿としてのカテゴリーと考えてよいと思います。
第1類医薬品の種類
実際に「第1類医薬品」に指定されているものは、何があるのか気になるところです。
2018年11月時点では24成分が指定されています(こちら)。
有名な薬だと、
がありますね。
ちなみに商品名で検索したい方は、こちらが参考になりそうです。
日本家庭薬協会というところが作成している一覧で、正しい情報と思われます。