健康を硬派に考える(仮)

薬剤師免許・医学博士号をもち、製薬会社への勤務経験もあるアサカワイッペイが健康に対して、真剣に考えるブログ

妊娠と妊婦健診と助成制度

 

子供を産むことは、出産そのものだけでなく、出産前の10ヶ月間でも負担があります。

長期の身体的負担・金銭的負担・時間的負担などです。

負担がかかることの1つに妊婦健診があります。

 

今回は妊婦健診と助成制度について、記事にしたいと思います。

内容は以下の通りです。

  • 妊婦健診について
  • 助成の概要
  • 助成の手続き方法

 

妊婦健診について

妊婦健診は、妊娠〜出産まで14回ほど行います。

費用の正確な統計はありませんが、合計10万円ほどかかるようです。

出産と同様、妊娠は病気ではないので、国民皆保険制度の対象にはなりません。

したがって、全額自己負担ですが、そのために助成制度があります。

(万が一、異常が見つかった場合は、保険制度の対象になります。)

 

ちなみに、検査項目は、以下の通りです。

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厚生労働省資料より

こちらの資料が一般向けの資料です。

 

助成の概要

助成は、全国一律ではなく、住民票のある市区町村によって決められています。

大まかに書くと以下の通りです。

 

妊婦健診のための助成は、平均10万円ほどです(こちら)。

住んでいる都道府県の医療機関で検診を受ければ、助成が受けられる仕組みです。

里帰りし、住んでいる地域で検診を受ける場合も、助成を受けられることが多いですが、一度はご自身で負担し、申請により返金される仕組みが多いです(里帰り出産)。

 

詳しくは、googleに「お住いの市区町村」「妊娠検査」を入れて検索してください。

いくつかの市区町村を検索したところ、問合せ先もすぐに出てきました。

 

 

助成の手続き方法

妊娠した場合、住民票のある市区町村に妊娠届出書を提出します。

その際に、母子手帳妊婦健康診査受診票を渡されます。

この妊婦健康診断受診票がクーポン(引換券)になり、無料(または少額)で検診を受けられます。

 

ザックリまとめ

妊娠〜出産については、地方自治体レベルで手厚い補助があります。

お金がなくても、ちゃんと検診には行きましょう。

 

 

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