診断・治療「ガイドライン」の読み方
ガイドラインは、専門用語がたくさん使われています。
どの分野でも専門用語の羅列は、辛いものです。
では、その専門用語をどう読んだら良いのでしょうか?
ここでは、読み方のポイントを書きたいと思います。
これは僕の主観ですが、自分が患者になったとき、
「その病気はどんな経過をたどるの?」
「治療はどんなことをするの?その治療は痛いの?」
が最大の関心事に思えます。
「ガイドライン」の構成については、先の記事で紹介した通り、いくつかのパートに分かれています。
その中で、最初に読むポイントは、2か所です。
1つ目は、「病態/症状」の項目です。
あなたの症状に当てはまる部分だけ、とりいそぎ読みましょう。
必要な部分を見つけてしまえば、あとは簡単です。
病態/症状は、わからない言葉も少ないと思いまし、あったとしても、google先生に聞けば問題なしです。
実際に症状の画像を見たければ、google検索で画像もたくさん出てきます。
2つ目は、「治療」です。
まずは、自分が使っている医薬品についての項目を確認します。
その薬が、どのような症状に使用されるかわかります。
加えて、その病気の治療において、
「その医薬品の位置づけ」
も意外と重要な情報です。
まずは、この2項目だけを調べれば、OKです。
もし興味があり、さらに知りたい項目があれば、他の部分は読めば良いだけです。
ちなみに、僕は薬剤師免許をとりたてのとき、ガイドラインの存在を知りませんでした。
ガイドラインをちゃんと理解すれば、その病気に関しては、免許をとりたての医師や薬剤師と同程度の知識を得ることができます。
これはマジです。